【主の黒歴史~Light版~】

戯言シリーズ

前回までのあらすじっ!
ブログを開設して2週間。
一番書きたかったラグビーについての記事も書き終え、記事を追うごとに順調に閲覧数が減少していた!B’zの記事に至っては未だ脅威の一桁閲覧。なんとか閲覧数を伸ばして承認欲求を満たしたい主は、20年間で生み出してきた自らの黒歴史を全世界に公開するという暴挙にでるのであった…


というわけで、本記事では、主がこれまでに犯してきた黒歴史を振り返っていく。

1.好きじゃない子を好きだとからかわれ、悔しくて号泣

時は小学3年生。当時、主はなぜかOさん(仮名)のことを好き容疑をかけられていた。結論から言えば、別に全然好きじゃなかった。しかし、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。起訴された段階で、こちらに勝ち目などあるはずがなかったのだ。

小学生にとって、好きバレなど重罪も重罪。それはもうひどいいじられ様だった。市中引き回し、磔、獄門。これが本当に好きならば、恥ずかしいという気持ちで済むのだが、全く好きじゃなかったとなれば話は別。いくら否定をしても無意味。ある休み時間。周囲を同級生に包囲され、「Oさん!Oさん!Oさん!」と飲みサー大学生顔負けのコールをされた。

どうすうればいいのかわからず、悔しさと無力さのあまり、主は泣くことしかできなかった。それはもう号泣である。だが、小学生社会において泣くことは最強の武器。形勢は一気に逆転。結果として、主はみんなからごめんなさいをされて事件の幕は閉じた。

なお、一連の騒動がOさんに伝わった際、「私のために泣いてくれるほど好きなんだね」といわれたことは今となっても屈辱である。


2.クラスの女の子がもらった誕生日プレゼントを破壊

小学5年生の昼休み。外で遊んで帰ってくると、主の筆箱にとある紙切れが入っていた。なんだか映画の写真が写っていた。どうせいつものくだらんイタズラだろう。そう思った主は、いつもイタズラをし合っていた友人の方へ顔を向けた。案の定、ニヤニヤしながら目があったので、やっぱりなと思った主はその紙を思いっきりビリビリに破いて捨てた。

しかし、どうも様子がおかしい。友人の顔がひきつっている。そんなに破るというボケがつまらなかったのだろうか。

違った。突然、クラスメイトの女の子(Sちゃん)が泣き始めたのだ。その紙切れは、ムビチケという映画のチケットであり、Sちゃんの友達が彼女に誕生日プレゼントとして渡したものだったのだ。

終わった。そんな大切なものをイタズラに使うなと思う反面、主の脳内は絶望に支配されていた。なにせ当時の主は優等生も優等生。こんな卑劣なことをしたと知れ渡ったら、これまで積み上げてきた信頼が崩壊するのだ。主は走った。なんとしてもムビチケを取り戻さなくては。その一心で近所の映画館を回った。
なかった。この後の記憶は曖昧なのだが、それはもう頭が削れて凹む程度には謝った。結果として許してもらえた気がするが、当時のあまりの焦り様からもうあまり覚えていない。


3.友人がクラスメイトの悪口を言っている音声をクラスラインに投下

中学1年生、最初の定期テスト前。当時仲良くなりたてだった同じクラスのS君(仮名)と勉強会をしていた。当然勉強はほとんどせずに駄弁っていた。そんな中、話は当然クラスの話題になる。中学生ともなれば、そりゃクラスメイトの悪口の1つや2つぐらい出るだろう。お互い、クラスメイトに思うことを吐き出し合っていた。

トークはS君のターンだった。主はおもむろにスマホを取り出し、クラスLINEのページを開いた。そしてあろうことか、音声入力のボタンを押したのだった。話に夢中になってるS君をよそに、主は録音をし続けた。ついに話が一段落すると、主はボタンから手を離し、その瞬間、クラスラインに音声が投下されたのだった。もう取り返しはつかない。

1つ2つと既読の数だけが増えていく。人はどうしようもない絶望に出くわすと笑うらしい。主は謝りながらなぜか笑っていたらしい。決して愉快だったわけではない。後に他のクラスメイトに助けを求め、「ドッキリでした!」という謎の言い訳で乗り切ったが、数週間、S君に遠ざけられたのは言うまでもない。

なお、この事件を期に株式会社LINEは「送信取り消し機能」を実装したのであった。


4.全同級生の前でパンツをさらされる

小学4年生の3,4時間目、プールの授業。授業の開始に先立って、先生がこんなことを言った。「男子更衣室にパンツが1つ落ちています。見覚えのある人は直しに行くように。」当然誰も自分であるとは思わず見に行くものはいなかった。すると次の瞬間、その先生は暴挙に出た。なんとその落ちていたパンツを学年全体の前で晒し上げたのだ。

そして悲劇は始まる。高々と掲げられたパンツは、真っ青な生地にサメ(JAWS)の顔。紛れもない、主のパンツであった。恥ずかしさで顔が火照りきり、どこまででも走っていけそうだった。為す術なく、知らんぷりして切り抜けるしかなかった。

なんとかその授業は乗り切ったものの、以降の学校生活をノーパンで送ることとなった主。
そして時は給食の時間。担任がとんでもないことを言い出した。「男子全員がはいてるか確認する。」学校生活終了のチャイムであった。そこで主が取った行動は、ケビョウであった。お腹が痛いと嘘をつき、保健室に行った。束の間の休息。しかし、すぐに担任がやってきた。一通り話した後、担任は帰っていった。ベッドの枕元に袋に包まれた真っ青なパンツを残して。いまでもこの担任には感謝してもしきれない。

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以上、主の黒歴史集でした。
自ら書こうと決心したものの、自分の黒歴史と真っ向から向き合うのは、やはりくるものがある。

しかし、人間というのは、嫌な記憶を忘れる生き物であるらしい。つまり、本日紹介したものはほんの氷山の一角にすぎないのだ。加えてこれはあくまでもLight版。

本当の黒歴史は、こうして書くことすらできないものなのかもしれない…

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