賛否両論ある炎上をしたい。(博多華丸・大吉)
ブロガーとして、ネット社会を生きる現代人として、SNS上で1度も炎上することなく余生を終えるのはあまりに虚しい。ここは一つ、踏み込んだ話題を取り扱ってみよう。いつもみたいに中途半端にいい話感を出して結論づけるのはもうやめよう。
ということで今回は、政治・宗教と並ぶお手軽炎上テーマ、「男女の違い」について考察していこうと思う。そりゃまぁ現実世界で炎上したことならいくらでもあるけどね。
あと、最初に言っておくが、主は「人間」である前に「障害者(ガチ)」なので、「男」だとか「女」だとかの性別枠に囚われない超越者なのでよろしくっ。(訳:主は男なので、内容に偏りが出る可能性があります。)

男性が勝ってる/劣ってる点
勝ってること
男の最大の強みは、身だしなみの下限が地底にあることだ。シャワーを浴びて、シワのないシャツを着ただけで「清潔感がある」と評される。ハードルが低いのではない。埋まっている。センター・オブ・ジ・アースでネモ船長が探していたのはきっとこれである。同じ努力量で得られる社会的評価の効率が、女と比べて圧倒的にいい。
また、友情のランニングコストが異常に安い。三年連絡しなくても、次に会った瞬間に三年前の続きから始まる。「なんで返信くれないの」も「最近疎遠だよね」もない。用がなければ連絡しない、それでも壊れない。維持に神経を使わなくていいぶん、これはとにかく楽だ。しかも中身は、並んでゲームして、くだらない下ネタを言って、互いを最低のあだ名で呼び合うだけ。向き合って感情を確認し合う必要は、どこにもない。肩を並べて同じ方向を見ながら、口では罵り合っている。あれはたぶん、男でいることの数少ない、まぎれもない役得だ。
劣ってること
一方で、男は助けを求めるのが壊滅的に下手だ。病院に行くのは腕が取れてから。取れてからも「多分大丈夫」と言う。「だれかティッシュもってる?」「だれか絆創膏もってない?」と聞いてポケットから出してくれるのは男でもドラえもんでもなく、絶対に女である。男の平均寿命が短いのは、たぶんこれが原因である。
そして男の友情は、常に「口実」を必要とする。ゲーム、共通の敵、酒。何かを挟まないと成立しない。男二人が、用もなくカフェで「最近どう?」と話し合うことは万死に値する。週刊少年ジャンプのせいで男の友情は「拳で語り合う」ということになっているが、現実で拳で語り合うと普通に捕まる。行き場をなくした結果、中年男性は世界一孤独で、世界一自殺する。
女性が勝ってる/劣ってる点
勝ってること
女の最大の武器は、社会インフラを持っていることだ。何かあったとき、神速(カンムル)で周りが把握し、不可避の速攻で支援が届く。男は同じ状況で誰にも言えず「他人に頼れなかった」を死因にしている一方、女はちゃんと生き延びる。この差はでかい。命に関わる。
もうひとつ、女は場の空気や、言われていない力関係を読むのが上手い。いわゆる「察する」というやつだ。男はこれができない。「大丈夫」は大丈夫じゃないし、「なんでもない」は物語の終幕に関わる大きな伏線だ。
劣ってること
女の弱点は、さっきの長所とまったく同じコインの裏側にある。空気を読む力が高いということは、その空気に飲み込まれやすいということでもある。見て見ぬふりはできない。同じ喜び、同じ不安、同じ常識が、グループの中で伝染していく。「みんなが言っているから」の一言が、しばしば本人の判断を上書きする。言いたいことも言えないポイズンである。
もうひとつの劣っている点。女は正気とは思えない美の基準の中に閉じ込められていて、しかもその審判を、いちばん厳しくやっているのが女同士だったりする。減点方式のゲームのレフェリーが味方陣営にいる。抜けたくても、抜けさせてもらえない。
男であることのメリット/デメリット
メリット
なにごともハードルが低い。周りから要求されることは特に無い。身だしなみもメイクも言葉遣いも結婚も、大して見られてない。だからこそ、いろんなことに挑戦しやすいし、自由気ままなとびだすどうぶつ的なライフを送れる。まぁ、周りが無関心であるがために、堕ちてゆくものはとことん堕ちるが。
加えて、女は男ほどは顔で人を選ばない。イケメンが嫌いなわけではない。ただ、男における「かわいい」ほどの絶対的な足切りにはなっていない。女の評価軸は、顔・金・地位・面白さ・安心感あたりにわりと分散していて、男のように一項目へ全財産を賭けていない。だから「顔は人並みだが話は抜群に面白い男」は普通に成立するのに、同じ条件の女がなかなか同じ扱いを受けないのは、審査する側の男の目が、たいてい節穴だからである。顔が「選択科目」点は大きなメリットだろう。
デメリット
男は消耗品である。鉱山にも、戦争にも、遠洋にも、社会は迷わず男を送る。「女子供を先に」——男であることが不利になる唯一の瞬間が、溺れる側だというのは、なかなかの皮肉だ。そして前述のとおり、感情のインフラをゼロで渡された挙句、「なんで中年男性はこんなに孤独なんだ」と後から不思議がられる。強く、寡黙であれという理想は、効き目の遅い毒である。世間の「おじさん」に対する風当たりの強さは数年に一度の台風並みだ。
おまけに、男はデフォルトで「脅威」と見なされる。夜道で女の前を歩くたび、「自分は危険ではありません」を無言で演じ、道を渡る。常時支払っている小さな税金だ。
女であることのメリット/デメリット
メリット
感情のある人間でいることを許されている。泣ける。嫌だと言える。歳でも未処理の感情に殺されずに済む。前述の社会インフラつき。おねだり、わがままが許されやすいのが女だ。「買って」「やって」「迎えに来て」をほぼ標準装備で持っている。気が変わっても、遅刻しても、最後の一口を攫っていっても、多くは「しょうがないなあ」で処理される。同じ振る舞いを男がやれば、ただのキモい奴だ。「疲れた、誰かやって」という一言が、甘えとして通る側と、ただの泣き言として処理される側。同じ台詞でも、受け取られ方が違う。
デメリット
容姿が「必修科目」。男は、かわいい女ならだいたいなんでもいい。自分では目利きの美食家のつもりでも、実態は光っていればなんでも寄っていく蛾だ。だから女は、どんな場面でも口を開く前に採点が終わっている。初手・容姿チェック。男が「今日は何食べよ」と考えているあいだ、女は「今日はどう見られるか」を計算して家を出る。同じ場所に立つのに、入場料が違う。時間と金、そして自分の価値が、男がだいたい免除されている軸で公開採点される。しかも歳を取るほど採点は厳しくなり、同じ時間に男の採点はなぜか甘くなっていく。加えて「感情的」の一言で議論を無効化され、同じ結果を出すのに倍うまくやることを求められる。
結論
さて、ここまで男女の違いについてまぁまぁ踏み込んで書いてきたわけだがここでネタバラシ。
こちらの記事、あなたの性格診断となっておりました。この記事を読んだ感想によってあなたのタイプを判別することができます。
タイプⅠ.記事の内容に納得できた
このタイプの人は非常に浅はかで、ものごとを結果だけ見て短絡的に判断します。こんなテキトーな投稿主のテキトーな記事に共感しているようでは、何が本質なのか、人工地震は存在するのか、世界を裏で牛耳っているのは誰なのか。そんな大切なことを見落としてしまいます。まぶたを切開して視野を広げましょう。
タイプⅡ.記事の内容に納得できなかった
このタイプの人は頑固で、性格がコブクロと絢香のコラボぐらい曲がっています。会話を「いや」から始める習性があり、正しさよりも「言い負かされないこと」を優先します。だからこの文章に納得できないのではなく、あなたは今、納得したら負けだと思っています。最後に誰かへ「たしかに」と言ったのがいつだったか、もう思い出せないはずです。
タイプⅢ.記事の内容は人によるだろと思った
このタイプの人は中途半端で優柔不断、どっちつかずの半端者です。「どっちもありうる。そんだけだ。」が口癖ですが、争いを避けているというより、旗色を明らかにして責任を取るのが怖いだけ。飲み会では最後まで「なんでもいい」と言い、店が決まってから小さく「そこでいい」と言うタイプです。
そしてここでもう一つネタバラシ。
大抵の男女論は、このくだらない性格診断となんら変わらないレベルだということである。「これだから男は~」「女ってこうだよね~」を嬉々として語る。構造は完全に同じだ。当たっている・当てている気がして、理解した・された気がして、ついでにちょっと相手を上回った気がして。そもそも、人間とかいうややこしい生物である以上、性別ごときで「男のほうが~」「女のほうが~」とか言ってるヤツはあまりに滑稽、笑止千万、片腹痛し。
では問おう。「あなたは自分自身の恵まれていること、苦悩していることを完璧に理解しているのか?」と。
だから結論は「みんな違って、みんないい」ではない。
正しくはたぶんこうだ。
男女の差は、大集団で見れば実在するが、個人で見ればほぼ役に立たない。「男/女は〜」は、目の前のこいつについて、何ひとつ教えてくれない。結局、その本人を見るしかない。面倒くさい。占いはタダで気持ちいいのに、人間はいちいち見ないとわからない。世界がこんなに男女論で溢れているのは、要するに、目の前の一人と向き合うのが面倒くさいからである。
でも、いや、だからこそ主は「目の前の相手と全力で喋る」をモットーに今日も軽口を叩き続けたい。
そんな主は、誰からも愛されない恥ずかしい厨二病タイプ!

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